遺言書作成は誰に頼む?選び方のポイントと注意点とは?

遺言書の作成を専門家に依頼する場合は、相談したい内容・事務所の専門分野・士業の人柄を考慮しましょう。
ご自身にとって重視したいポイントに合った士業を選ぶことが大切です。
この記事では、遺言書作成を依頼する時の士業の選び方を3つお伝えします。
1.相談内容で選ぶ

遺言書の作成を専門家に依頼する場合、弁護士・税理士・司法書士・行政書士が選択肢として挙げられます。
これらの専門家はそれぞれ専門領域が異なるため、遺言者の状況やニーズに応じて最適な相談先を選びましょう。
それぞれの士業の特徴を説明します。
弁護士
弁護士は、トラブルの回避や対応に関する専門家です。
他の士業よりも遺言書作成の費用が高いです。
相続人の数が多かったり、家族関係が複雑だったりして、相続トラブルのリスクがある場合に適しています。
税理士
税理士は、税に関する専門家です。
遺言書作成業務を行う税理士は多くないようです。
相続税の試算や節税対策について相談したい場合に適しています。
司法書士
司法書士は、登記の専門家です。
通常、遺言書作成時に不動産の登記変更は行いません。
相続財産に不動産が含まれ、登記の手続きをあらかじめ依頼しておきたい場合に適しています。
行政書士
行政書士は、事実証明に関する書類作成の専門家です。
争い・税・登記に関する相談はできません。
遺言書作成の費用を抑えたい場合や遺言書作成に関する一般的な相談をしたい場合に適しています。
2.専門分野で選ぶ

相談したい内容によって、適した士業は異なります。
相談する士業の種類を決めたら、次は事務所の専門分野を見極めましょう。
遺言書作成を取り扱っていない事務所に依頼すると、スムーズに手続きが進まない恐れがあります。
そのため、弁護士・税理士・司法書士・行政書士のいずれに依頼するにしても、遺言書作成を業務として取り扱っている事務所を選びましょう。
ホームページを調べて、あまりにも多くの業務を取り扱っているような「何でも屋さん」よりも、遺言書作成や相続をメインに取り扱っている「専門」の事務所が安心です。
3.人柄で選ぶ

どの専門家に相談しても、でき上がる遺言書自体に大きな違いはありません。
なぜなら、遺言書はご依頼者の意思に沿って作成されるからです。
しかし、話しにくい雰囲気の専門家に相談した場合、こまかな希望までは伝えられない可能性があります。
そのため、どんなに小さな事でも遠慮なく、気負わずに相談しやすい専門家を選ぶことが重要です。
初回面談が無料の事務所もあります。
面談してみて、話しやすく信頼できると感じた事務所に依頼しましょう。
【まとめ】遺言書作成は専門家へ!

本やインターネットで調べれば、遺言書は自力で作成することができます。
しかし、法律の知識がないと、方式不備で無効になってしまう恐れがあります。
また、途中でめんどくさくなったり、自信がなくなったりして中断することもあるでしょう。
相続をめぐる争いを防ぎ、遺言者の意思をしっかりと実現するためには、遺言書作成の専門家のサポートを受けることがおすすめです。
当事務所では、遺言書作成をトータルでサポートします。
詳しくはコチラでご確認ください。